第2回 製陶所内音楽室
~清水靖晃&サキソフォネッツによるサックス版バッハ無伴奏チェロ組曲~
3月の個展に向けせっせと粘土を練っている今日この頃。
中腰姿勢が続くので腰のあたりから背中にかけてバリバリと音がしてきています。これはいかん!というわけで近所の山奥にある温泉宿のお風呂にコリをほぐすべく出かけました。
夕日が沈むころを見計らっていくと外は一面真冬の落日の松本平。湯船のあたりまでオレンジ色に染まって、はぁ~脱力と思っていると、ガラガラと初老の男性が入ってきて大鼻歌演奏会が始まりました。
湯けむりの向こうから朗々と響いてくる鼻歌。これは由緒正しき日本の民謡か?いやスコットランドあたりの古い歌か?とついつい聴き入ってしまうほど達者な鼻歌。すごい人だなあ、と思っていると不意に拍子がかわり、どこかで聴いたことのある旋律に。
これはバッハの無伴奏チェロ組曲第6番のプレリュード!なんという鼻歌のレパートリー!思わず湯けむりの向こうにじっと目を凝らしたらいつの間にか鼻歌は消えておじさんの姿も、、、
などとどこからどこまで本当なのか?という物語が聴いている内に思い浮かんでしまう、清水靖晃&サキソフォネッツによるサックス版バッハ無伴奏チェロ組曲。
清水靖晃&サキソフォネッツ
CELLO SUITES 4.5.6.